透析部門は38床のベッドサイドモニターを有し、90数名の透析患者さんが自家用車もしくは送迎サービスを利用されて通院をされています。
送迎サービスはご自宅の玄関までお迎え(お送り)をしており、磐田市、浜松市、袋井市の広範囲にて対応しています。
透析療法は平成25年3月より作業が自動化された透析装置と透析管理コンピュータが連動するシステムに一新しました。
これにより安全性・業務効率向上が図られ、看護師は大切な患者さんへのケアを今まで以上に充実させています。
透析管理システムDrヘモディ
ベッドサイドにて、長期にわたる透析記録、レントゲン、検査などのデータを速やかに確認することができます。
ベッドサイドで透析装置、PCが全台接続されたことで、透析条件、装置状態など監視側(PC)、操作側(透析装置)同時チェックすることが可能となり、より安全性が向上しました。
さらに全台オンラインHDFが可能で、当院では多くの患者様がオンラインHDFの治療を受けていらっしゃいます。
変更後「透析後が楽になった」「尿量が増えた」「食欲が出てきた」など患者様から好評を得ています。
また、オンライン HDFには透析液の清浄化が欠かせません。
水処理装置、透析液溶解装置、透析液供給装置、ベッドサイドコンソールは同一のメーカーのシステムを使用し、 (社)日本臨床工学技士会透析液清浄化ガイドラインを順守する為、3名の臨床工学技士が機器管理を担当しています。
さらに透析中に血圧低下を起こさないように、BV計を用いて循環血液量の変化を計測して適正な除水速度を提案し、患者さんの体に負担の少ない透析を提供しております。
透析に加えて、大量の補液(透析液)をして濾過量を増やし、透析では通りにくい物質を除去します。
などといった、透析患者様の予後を改善させる効果があります。